【北九州記念】ナムラクレア 夏の快速女王になる 6F戦は3戦3勝底知れず

 「北九州記念・G3」(21日、小倉)

 函館スプリントSを2馬身半差で快勝したナムラクレア。6F戦では重賞2勝を含む3戦3勝と底を見せていない快速娘が、夏のスプリント女王へ突っ走る。

 スプリント戦なら負けられない。前走は斤量50キロの恩恵があったとはいえ、歴戦の古馬を3番手から差し切る強い内容。非凡なスピード能力を改めて証明してみせた。長谷川師も「前走はうまく好位から差すことができました。古馬のスプリント戦は3歳戦とはレースの質が違いますが、しっかり対応して今後の見通しが立つ内容でした」と目を細める。

 10日の1週前追い切りは、栗東坂路で4F50秒8-36秒1-11秒4をマーク。感触を確かめたトレーナーも「すごく良かったですよ。もともといい筋肉をしていたが、前走を使う前から柔らかみが出てきています」と状態面については何の不安もないことを強調する。

 ハンデ戦の今回の斤量は53キロ。前回より3キロ重くなるものの、2戦2勝の小倉なら問題ないだろう。「2歳時から完成度は高かったですが、その中でさらに充実してきた感じですね。ここは次のG1につなげるのはもちろん結果も出したいと思っています」と長谷川師も力が入っている。

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