【安田記念】展開から浮上するのはこの馬だ
「安田記念・G1」(5日、東京)
過去10年の前半5F通過は、不良馬場だった14年とロゴタイプが逃げ切った16年以外は56~57秒台。春のマイル王決定戦らしく、序盤からシビアなラップが刻まれている。
ただ、今年は前走で逃げた馬が不在。高松宮記念でハナを切ったレシステンシアがスピードの違いで主導権を握りそうだ。競りかけてくる馬も見当たらず、単騎でスムーズに運べれば、ペースはあまり速くならないはず。最後の直線では見応えのある瞬発力比べが展開されるとみる。
ヴィクトリアMでは3角でつまずく不利に泣いて、5着に終わったソングライン。結果的には内枠が災いしてしまった印象だ。今回の枠番なら、もまれずに好ポジションが取れる。昨年のNHKマイルCでは、シュネルマイスターと鼻差の接戦を演じた実力の持ち主。今度こそ鋭い末脚を繰り出して反撃といく。