【ボート】児島 地元の前原大道が難関の予選突破 坂本雅佳率いるルーキーズは団体戦勝利へ闘志燃やす

 普段はクールに切れ長の前原大道
 一瞬で濃い顔に変身できる前原大道
2枚

 「レディースVSルーキーズバトル」(8日、児島)

 今大会は個人戦と団体戦のW構成。予選最終日の4日目は、レディース、ルーキーズの準優進出6選手を決定する得点争いが繰り広げられた。通常は上位18人が予選を突破できるが、男女バトルの今大会はそれぞれ6位までに入ることが条件。大敗をすれば一気に順位を下げることになり、準優入りは狭き門だ。

 地元3人で挑んだルーキーズは前原大道(25)=123期・B1=が2着4回、3着2回の成績で3位。「1着を取りたかったが、大敗もできない。緊張しました」と予選ラストの4日目7Rは6コースから3着に粘った。同レースは姉の前原哉と初対戦(姉は6着)。「特に意識せず、いつも通りに臨んだ」と勝負駆けに集中した。

 前原大道の特技は、切れ長の目を一瞬でクッキリ二重にする顔芸。レースで限界ギリギリのターンで挑む“ゴン攻め”時もきっと濃いこの顔だ。乗りの良さと、誰が相手でも動じないメンタルは大舞台での活躍を予感させる。

 全国的に注目を集める今大会。「優勝戦に乗る」と宣言して挑み、まず第一関門を突破した。「3枠なら3カド!!そういう仕上がりにしていますから」と通算5回目の優出へ気合十分。攻めのレースに徹する構えだ。

 レディースの準優(12R)は田口節子、金田幸子、寺田千恵の地元3女王が内枠をガッチリ確保。

 ルーキーズでただ一人地元から予選を突破した前原に、同支部の先輩・坂本雅佳と後輩・三村岳人がパワーを注入。姉の哉は「弟とは足が違った。弟よ、頑張れ」と個人戦の準優は弟の応援に回る。団体戦ポイントは4日間全くの五分で16対16。個人の優勝争いはもちろん、団体戦のポイント争いからも目が離せない。

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