【ドバイターフ】パンサラッサが同着V 歴史に残る大激戦 矢作師はドバイ3勝
「ドバイターフ・UAE・G1」(26日、メイダン)
歴史に残る大激戦だった。逃げ粘るパンサラッサに、最後はロードノース、ヴァンドギャルドの2頭が襲い掛かる。ゴール板は3頭の首の上げ下げだ。鞍上ですらどちらが勝っているか分からなかったが、長い写真判定の末、04年ドバイデューティフリー(パオリニ、ライトアプローチ)以来の同着Vが決した。
矢作師は会見で「きょうはツイている日だから、負けないんじゃないかと思った」と明かした。ゴドルフィンマイルをバスラットレオンで制すと、ドバイゴールドCをステイフーリッシュでV。この日、日本勢5勝のうち矢作厩舎が3勝を挙げたとあって笑いが止まらない。“世界のYAHAGI”の勢いはドバイでも全開だった。
中山記念での好騎乗を買われ、18年ぶりに海外で騎乗した吉田豊も笑顔満開だ。今回は大逃げではなく、後続を引き付けて最終コーナーから突き放す形。「自分のペースで行けました。直線に向いて手前を変えた時に伸びてくれたので、早くゴールが来てくれと思っていました」と振り返った。
日本馬の同レース勝利は19年アーモンドアイ以来で6勝目。「粘りはたいしたもの」と指揮官。舞台を問わぬその快速ぶりで、今後もさらなる強敵を求めていく。




