フェブラリーS当日の入場料が500円になった理由とは

 フェブラリーSが行われる2月20日当日、東京競馬場の入場料金が、平時の200円から500円にアップすることが13日、JRAから発表された。300円の値上げについて、担当者は「今はコロナ禍で競馬場への入場制限を行っていますが、人気の集中するG1は競争率が増加しています。その抽選倍率を抑制するため」と説明する。

 2年前から競馬場に入場するには事前のネット予約が必要となっている。昨年の抽選倍率を例に挙げると、有馬記念当日の中山競馬場は28・6倍、ダービー当日の東京競馬場は17・5倍、札幌記念当日の札幌競馬場は12・9倍。G1平均では約7倍で、厳しい抽選を突破しないと生観戦ができなかった。

 また今年に入って、中山競馬場の入場券ネット予約に当選しながら、約3分の1のファンが当日に来場しなかったという。しかし、500円のスマートシート(一般観覧席)に当選したファンの来場率は約90%にのぼった。

 まとめると

 ・抽選倍率の抑制

 ・実際の入場率の増加のため

 以上、2つの理由から実験的にG1時の入場料が500円に設定されたが、今後はレースによって金額が変動する可能性もあるという。同担当者は「この入場料金設定はコロナ禍でのみ考えています。収束した時にどうなるかは未定です。社会情勢を見極めながら慎重に検討していきたい」と話していた。(デイリースポーツ・刀根善郎)

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