【ボート】福岡QC 松尾夏海が16回目の優出で悲願のデビュー初V 冷静な2コース差しが決まった
「クイーンズクライマックスシリーズ・G3」(31日、福岡)
松尾夏海(30)=香川・107期・A1=が、うれしいデビュー初Vで2021年を締めくくった。
Sは2コースからコンマ10のタイミング。残りの5艇が全員0台を踏み込んでおり、やや立ち遅れる形となった。しかし、3コースの大橋がまくりを強攻し、インの松本が抵抗するという展開に、「足は仕上げられていたと思う。すごく良かった」と、2コースから冷静に差した松尾が一気に先頭に躍り出た。
これまで15回の優出があるが、なかなか勝てなかっただけに、先頭での走りは緊張感もあった。「最後まで余裕はなかった。がむしゃらでした」。2周1M、3周1Mと、2着を走る松本にかなり迫られる場面もあったが、最後まで逆転を許すことなくVゴールを駆け抜けた。注目を集めた大みそかの舞台でデビュー初Vがかなった。
22年は地元のまるがめでプレミアムG1・レディースチャンピオン(8月2~7日)が開催される。「出場できるように頑張りたい。クイーンズクライマックスも、ベスト12で行けるように頑張ります」と意気込んだ。