調教助手がYouTubeで予想行為 過怠金50万円

 JRAは24日、中央競馬の調教助手がネットの動画投稿サイトにおいて、勝ち馬予想を複数回行っていた事実を確認。競馬の公正確保に反するとして裁定委員会を開き、当該調教助手に過怠金50万円、雇用主である調教師に戒告処分を下したと発表した。

 今年の8月29日、YouTube上で厩舎関係者の関与を疑わせる予想動画が確認されたことからJRAが調査を開始。調査および事情聴取の結果、投稿者が当該調教助手であることを確認した。行政手続法に基づき、弁明の機会を付与したものの、期限までに弁明書の提出はなかったことから、処分が決定したという。

 JRAの福田正二審判担当理事は「中央競馬の厩舎関係者がこのような事案を起こしたことにより、ファンの皆さまにご迷惑およびご心配をお掛けしたことについて、主催者として心よりおわび申し上げます。本会といたしましては、今回の事案については厳正な処分を行い、全調教師に対して所属従業員の職務上の規律遵守について、改めて注意、指導を徹底するよう通知するとともに、厩舎関係者に対する研修を継続的に実施していく等、再発防止に努めてまいります」とコメントした。

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