古川奈穂 10・9阪神で復帰「最高のパフォーマンス発揮できるように」

 古川奈穂
 矢作師
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 21年5月から左肩の治療のため休養している古川奈穂騎手(21)=栗東・矢作=が23日、師匠である矢作芳人調教師(60)=栗東=とともにリモート会見に臨み、10月2日に調教騎乗を再開し、同9日の阪神競馬で実戦に復帰すると発表した。

 大きな瞳の輝きに、強い決意が宿っていた。奈穂は「完全な状態に治し、パワーアップして復帰できるようにやってきました。9日に最高のパフォーマンスを発揮できるよう頑張っていきたい」と宣言した。

 4月25日の新潟競馬騎乗後、左肩に違和感があったため、5月11日に手術を行った。リハビリ中は肩の可動域や筋肉を強化。騎乗姿勢のバランスを根本から鍛え直し、体幹からフォームをつくり直してきた。8月から乗馬を開始し、北米の競走馬セールにも矢作師に同行して視野を広げた(現在は自主隔離中)。

 休養当初は同期の活躍が焦りにもなったが、「今はその背中を数字として追い掛けたい」と決意新た。JRA6勝から止まっていた勝ち星の量産も誓った。10月9日の阪神8R(芝1600メートル)に出走予定のカイザーノヴァ(牡3歳)などもスタンバイ。矢作師は「とにかく一つでも上の着順を。結果が全てなので、結果を出せるジョッキーになってほしい」とエールを送っていた。

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