野村彰彦元調教師が死去 97年桜花賞馬キョウエイマーチを管理
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野村彰彦(のむら・あきひこ)元調教師が13日に病気のため死去していたことが17日、日本調教師会より発表された。78歳だった。葬儀等は近親者のみで執り行われた。
騎手を経て、85年に調教師免許を取得。97年桜花賞馬のキョウエイマーチをはじめ、92年神戸新聞杯を逃げ切ったキョウエイボーガン、94年NHK杯を制したナムラコクオー、98年神戸新聞杯Vのカネトシガバナー、09年中山グランドJ勝ちのスプリングゲントなど多くの活躍馬を輩出。重賞25勝を含むJRA通算488勝を挙げ、14年2月に引退した。
所属していた秋山真一郎騎手は「師匠がいなければ、今、自分は騎手をしていないかもしれません。たくさんの騎乗馬を自分に用意してくれました。今の自分があるのは師匠のおかげです。ケガをした時も連絡をくれたり、(厩舎解散後も)ずっと気に掛けてくれていました。師匠には感謝しかありません」とコメントした。