【新潟記念】トーセンスーリヤ 心配なし 反応良し!切れ味良し!シリーズVへ万全

 「新潟記念・G3」(5日、新潟)

 函館記念を完勝したトーセンスーリヤが1日、美浦Wで目下の充実ぶりを示した。道中で気持ち良くラップを刻むと、ラスト1Fは11秒3と抜群の切れ味。サマー2000シリーズ王者へ向けて態勢は整った。

 サマー2000シリーズ制覇へ、視界は良好だ。トーセンスーリヤは日の出が徐々に遅くなり、まだうす暗い美浦Wに登場。気持ち良さそうに駆け、ゴール前で仕掛けられると瞬時に反応。5F69秒5-39秒1-11秒3のタイムで悠々と走り抜けた。小野師は「状態は良さそうだし、心配なく来られたと思う。最後に確認できて良かった」と手応えは十分だ。

 前走の函館記念が圧巻のレースぶり。3番手から冷静に運ぶと、直線で一気に3馬身突き抜ける文句なしの内容で重賞2勝目を挙げた。勝てなくて苦しんだ時期もあったが、もともと高い素質の持ち主。指揮官は「今までで一番すごかった。横綱相撲」と絶賛した。

 以前は夏に弱いところがあったが、今夏は違う。「夏バテの兆候は見られないし、唯一不安だった点が解消できた。いい感じで来ました」とトレーナーが言うように懸念材料は何もない。さらに舞台設定も申し分なし。20年5月に新潟大賞典を勝ち、重賞初制覇を成し遂げた地なら期待度は一気に高まる。

 現在、サマーシリーズでは10ポイントを獲得して3位につける。優勝条件は1勝かつ13ポイント以上。よって1位のソダシ(12ポイント)、2位のトーラスジェミニ(11ポイント)には権利がなく、6ポイントで5位のショウナンバルディが勝利を収めない限り、4着以上で王者に決まる。主戦の横山和も「シリーズチャンピオンが懸かっているので、チャンスを生かしたい」と力が入る一戦。勲章を手に入れる準備は整っている。

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