【ラジオNIKKEI賞展望】タイトル奪取に燃えるリッケンバッカーが中心担う

 「ラジオNIKKEI賞・G3」(7月4日、福島)

 中心はNHKマイルCで4着に健闘したリッケンバッカー。序盤はやや追走に苦労していたが、最速上がりで追い上げた直線は見どころがあった。アーリントンC2着に続く好走。世代上位の実力に疑う余地はないだろう。前走後は放牧を挟み、この一戦を目標に丹念に調整され、1週前の栗東坂路では鋭い伸び脚を披露。待望の初タイトルへ、準備は着々と進んでいる。

 プリンシパルSは1番人気で4着に敗れたヴァイスメテオール。発馬で後手に回り、後方からの競馬。直線は最速上がりで追い込むも、前有利の展開ではあれが精いっぱいだった。まだ気難しい面を残すが、デビュー2戦目で挑戦した京成杯で4着に健闘したように、重賞通用の下地は十分。秋へ向けて結果を出したいところだ。

 3カ月ぶりの復帰戦となるジュンブルースカイ。1週前には栗東CWの3頭併せで6F81秒4-12秒1を記録。僚馬2頭に後れを取ったが、動き自体は悪くなかった。差しタイプだけに、福島の小回りコース攻略が鍵となるが、東スポ杯2歳S3着の実績があるように、能力はここでも引けは取らない。

 皐月賞は道悪の影響で終始ノメるような走りになり、力を出し切れず11着に大敗したシュヴァリエローズ。ただ、ホープフルSで5着の実績があるように、世代トップ級とそん色ない実力の持ち主。当然見直しが必要だ。

 皐月賞ではG1の壁にはね返されたアサマノイタズラも、スプリングS2着馬だけに、G3なら巻き返しは十分あり得る。

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