【POG】クラウンドマジック、世代一番星 加用師「潜在能力が高い」

 「新馬戦」(5日、中京)

 今週から東西で2歳戦がスタート。中京5Rはエピファネイア産駒で7番人気のクラウンドマジックが鋭い決め手を発揮して、世代最初の勝利を飾った。

 7番人気のクラウンドマジック(牡2歳、父エピファネイア、母クラウンドジャック、栗東・加用)が、世代最初のJRA新馬勝ち馬となった。

 道中は後方で待機。直線で外を鋭く伸びると、先に抜け出した1番人気のラクスバラディーを首差かわした。岩田康は「位置取りは気にせずに直線だけの競馬を。モサモサするところはあったけど、これからいい方に向いてくれれば」と今後の活躍を期待した。

 祖母は94年オークス2着馬で重賞2勝のゴールデンジャック。父は20年の3冠牝馬デアリングタクト、21年の皐月賞馬エフフォーリアを輩出しており、種牡馬3年目となる現2歳世代も絶好のスタートを切った。

 加用師は「調教の動きは目立ちませんでしたが、潜在能力が高いということでしょう」と好素質を再確認。「新馬戦第1号ですし、こんなにうれしいことはありません。この後は放牧に出す予定です」と笑顔だった。

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