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【競輪】和田健太郎がGP初出場でV 冷静なコース取りから波乱を演出

KEIRINグランプリを制し、満面の笑みで賞金ボードを掲げる和田健太郎
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 「KEIRINグランプリ2020」(30日、平塚)

 グランプリ初出場の和田健太郎(39)=千葉・87期・SS=が郡司浩平マークから最終3角でインコースに進路を取り、ぽっかりあいたVロードを一気に踏み込んで1着。KEIRINグランプリ初出場初優勝を果たした。優勝賞金1億340万円(副賞含む)をゲットした。打鐘から主導権を握った脇本雄太は2年連続2着、新田祐大後位から切り替えた佐藤慎太郎が3着に入った。

 選手生活19年目の和田がグランプリ初優勝。初出場初優勝は第1回の中野浩一氏を除き史上10人目。G1タイトルなしでのグランプリ優勝は小野俊之(04年立川)、有坂直樹(06年京王閣)以来3人目の快挙だ。

 レースは南関のエース・郡司にマークで全面信頼。作戦会議でも「郡司が勝てるように走ってくれ」とだけ伝えて臨んだ。5番手を確保した郡司は最終1センターからまくり発進。まくりが松浦に阻まれると、和田は進路を内に切り替えた。前の清水がまくり、平原がブロックすると、脇本と平原の間にVコースができた。すると和田は迷うことなく、一気に踏み込んでグランプリ優勝をつかみ取った。

 「郡司君のおかげです。郡司君が仕掛けたので前の選手の意識が外にいった。そのおかげで自分の突っ込むコースができただけ。本当に郡司君のおかげです」と感謝の言葉を口にした。

 高校1年生から自転車競技を始め、86期で日本競輪学校を受験も不合格。2回目の挑戦で合格して選手になった。G1初の決勝進出は17年2月の全日本選抜(取手)。その全日本選抜は直前に父が病気で倒れてしまい練習がまともにできない中で決勝進出を決めた。父は今もリハビリ中だが「この優勝は両親に伝えたい。母がベッドの上の父に新聞を見せてくれると思うので」と喜んだ。

 来年はG1優勝が期待されるがスタンスは変わらない。「グランプリでも普通の開催でも車券は一緒。ファンが大事なお金を賭けてくれているし、一生懸命走るだけ」と賞金王になっても普段通りを強調する。来年の走り始めとなる岸和田記念(和歌山代替)もファンの車券に貢献する王者から目が離せない。

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