【有馬記念】ブラストワンピース、復調うかがえる力強い伸び 助手「冬の中山は合う」

 「有馬記念・G1」(27日、中山)

 2年前の覇者ブラストワンピースは23日、横山武を背に美浦Wで併せ馬。2馬身先行したハルサカエ(4歳3勝クラス)に直線で内から並び、残り1Fで仕掛けられると力強く伸び、4F52秒9-38秒2-12秒7で1馬身先着。復調をうかがわせる軽快な走りを見せた。2週続けて追い切りの手綱を取った鞍上は「強くは追っていないが、直線は反応していたし、先週より感触は良かったです」と上昇ムードを伝える。

 今年はAJCCを制して以降、思うような結果が出ていない。岩藤助手は「先週よりいい動きだったと思います。実績ある舞台で冬の中山は合うと思う」と得意の条件での変わり身に期待する。関東リーディング首位の横山武は「こういうレースに乗せてもらえるのはありがたい」と気合十分。G1初Vへ闘志満々だ。

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