【有馬記念】なぜ牝馬が強いのか?大きな2キロ差 顕著な性格の違い…名伯楽が分析

 ジャパンCを制したアーモンドアイと8冠ポーズを決めるルメール
 藤沢和師
 国枝師
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 「有馬記念・G1」(27日、中山)

 2020年の古馬混合芝G1・9競走において、ここまでナント牝馬が8勝(グレード制導入後初)。オンナがオトコをねじ伏せて頂点をつかんできた。「なぜ牝馬が強いのか?」-。5頭の有力牝馬がエントリーする今回のグランプリを前に、競馬界を代表する名伯楽が分析した。

 これまで数多くのスターホースを送り出してきた藤沢和師。現役筆頭はG1・4勝牝馬グランアレグリアだ。日本のみならず、世界中で牝馬の活躍が目立つ現状について「牡牝の(力の)差がなくなってきた」とした上で、「特に2キロ減で走れるというのは非常に有利。これは、距離が長くなればなるほど有利に働くと思うよ。それは凱旋門賞やジャパンCの結果が物語っている」と話した。

 能力差がどんどん縮まる一方で、セックスアローワンス(性別による負担重量差)は据え置き。昨今の牝馬席巻は当然の帰結というわけだ。アーモンドアイやアパパネといった名牝を育てた国枝師も「昔から斤量差は一緒だから何とも言いようがないけど、2キロ差が適正かどうかを考える時期に来ているのかな?」と率直な思いを口にした。

 また、藤沢和師は牡牝の性格の違いについても言及。「比較的牡馬は諦めるのが早くて、意気地がない馬が多いけど、牝馬は頑張り屋さんが多いよね。だから、タイムオーバーになる馬は牡馬の方が多い」と解説した。

 育成技術の進歩もあるだろう。「牝馬はカイバを食べられない時期が来るから、そこを我慢すれば、すごくいい状態になるんだよ」(藤沢和師)。しっかりとした成長曲線を描けるようになり、能力も比例して右肩上がりに。令和の牝馬たちにとって、もはや牡馬など大した敵ではないのかもしれない。強力な5頭がエントリーした今年、牝馬で上位独占となっても全く不思議はないだろう。

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