【競輪】佐世保記念で2回も再発走 要因の8人は後日、12万円の特別指導訓練へ

 「九十九島賞争奪戦・G3」(18日、佐世保)

 2日目(18日)7Rの2次予選で、2回も再発走が行われるという珍事が発生した。

 やり直しとなった2回とも、小野裕次(32)=千葉・95期・S2=だけが速やかに発走し、誘導員(中野功史)を追う。小野が半周を過ぎたところでも、残りの8人は25メートルラインから出ず、打鐘が鳴り、再発走となった。

 3回目の発走は、従来の時刻から4分遅れの13時33分。再度、小野が飛び出すと、伏見俊昭(福島)が続き、ようやく正常なレースがスタート。結果は小川真太郎(徳島)、村上義弘(京都)、柏野智典(岡山)の順で1~3着。人気サイドでの決着で、配当面で荒れることはなく、場内にいた観客も騒ぐことはなかった。

 他の8人より合計1周も多く走らされた小野は「脚を使わされてキツかった」と5着で敗退したことに、少しいら立っていた。続けて「2度とこういうことがないようにしてほしい」と他の8人に猛省を促していた。

 このレースで再発走の要因を作った8人(小川真、村上義、伏見、柏野、峰重祐之介=岡山、坂本周輝=青森、竹田和幸=岐阜、藤井栄二=兵庫)は後日、中央判定調整会議幹事会で精査審議され、5泊6日の特別指導訓練(受講料6万円。新型コロナウイルス感染防止のため、リモートで実施)を再発走の回数と同じで2回、科される予定。また、制限時間オーバーではないので、賞金は半額にならず、全額が支払われる。

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