【POG】2歳戦独断評価 圧倒的人気に応えたヴィクティファルスに高評価

 2歳新馬戦が前週末、東京、阪神の2競馬場で計7レースが行われた。28日の阪神5R・芝1800mは1番人気のヴィクティファルス(牡、父ハーツクライ、栗東・池添学)が直線抜け出して快勝した。

 圧倒的な支持に応えた。単勝1・4倍の1番人気に推されたヴィクティファルスが福永を背に初陣をV。中団追走から、勝負どころで大外を回って勢い良く進出。鞍上が追いだしを待つ余裕を見せながら、力強く押し切った。勝ちタイムは1分49秒3。4番人気のカサデガが、道中最後方から追い込み半馬身差の2着。3番人気のタナキーボーがさらに1馬身1/4差の3着に続いた。

 福永は「追われてからまだストライドが伸び切れないところはありますが、初戦としては十分走ってくれたと思います」と評価していた。(レース評価B、将来性★★★★)

 先週の新馬戦勝ち馬評価一覧 

ジャングルキング(牡、父ドゥラメンテ、美浦・木村)

 土曜東京5R・芝1600m、ルメール「好スタートからいいポジションが取れた。ずっと冷静に走れていました。体もムキムキで、マイルがちょうどいいですね」、木村師「遊びがない力んだ走りだったので、そのあたりが…」(B、★★★★)

ビーカレイジャス(牡、父エスポワールシチー、美浦・手塚)

 土曜東京6R・ダート1600m、武藤「焦ったけど、馬の力を信じて乗りました」、手塚師「一度休ませて、年明けの中山ダート1800m戦を使いたい」(C、★★★)

ティフォーザ(牝、父モーリス、栗東・安田隆)

 土曜阪神6R・芝1600m、林助手「直線は左右にヨレながらも、まだ余力は残っていたし、競るような形になったのも良かった。癖はなさそう。ゲートはこれから良くなってくると思う」(C、★★★)

ドリアード(牝、父キズナ、栗東・佐々木)

  日曜阪神6R・芝1400m、団野「手応え良く直線に向くことができて、追ってからの反応も良かったですね。初戦としてはいい内容でした」、佐々木師「いつも併せて負けたことがなかったので自信を持って送り出した。初戦としては申し分なし。何よりキズナ産駒だからね」(B、★★★)

アビッグチア(牝、父リオンディーズ、美浦・堀井)

  日曜東京6R・芝1800m、嶋田「ポンとスタートを出て、二の脚も良く、持ったままでハナに行けました。調教から追うごとに良くなっていて、きょうも直線はしっかり反応してくれました。他馬が外から来ていたら、また伸びたと思います」(C、★★★)

タイセイヴィーナス(牝、父シニスターミニスター、栗東・大橋)

日曜阪神3R・ダート1800m、和田竜「乗りやすかったですし、枠も良かったように思います。使って良くなってきそうですよ」、大橋師「馬っぷりが良くて、能力はあると思っていました」(C、★★★)

先週の主な未勝利勝ち馬

ショウリュウレーヴ(牡、父ミッキーアイル、栗東・佐々木)

 土曜阪神2R・芝1400m、団野「直線で外にヨレて、他馬に迷惑をかけてしまって申し訳なかったです。手前を何度も変えたりして幼い面を見せながらもこの勝ち方をしてくれたし、素質がありますね。精神面が成長すればもっと良くなると思います」(C、★★★★)

(馬サブロースタッフによる独断評価は、レース内容はS、A、B、C、D、将来性は★での5段階)

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