【京阪杯】フィアーノロマーノ久々美酒 得意の舞台で鋭脚見せた

 「京阪杯・G3」(29日、阪神)

 得意の仁川で1年8カ月ぶりのVを決めた。好スタートから中団をスムーズに運んだフィアーノロマーノ。直線は外から力強く末脚を伸ばし、2番手から押し切りを狙った1番人気のカレンモエをゴール前でねじ伏せた。

 見事にエスコートした吉田隼は「最後は何とかかわしてくれと思っていました。思ったよりスタートを出てくれたので、競馬がしやすかったですね。結果を出せて良かった」と胸をなで下ろした。

 これで20年の重賞5勝目。「出来過ぎですね」と苦笑いだったが、高野師は「前に出して流れに乗せる競馬をしようと話していました。全てがうまくかみ合いましたね。いい競馬をしてくれました」と好騎乗をたたえた。

 京都が改修工事に入り、阪神開催になったのも追い風となった。「少し力を要する馬場はぴったり。やっぱり阪神は走ります」と指揮官。今後は状態次第となるが、暮れの阪神C(12月26日・阪神)を視野に入れている。

 昨年2着に敗れた舞台。ただ、勝ったのが今年G13勝と無双状態のグランアレグリアなら相手が悪かったと言うしかない。「千四の方がより競馬がしやすい」と期待を寄せるトレーナー。完全復活の勢いそのままに、3つ目のタイトル奪取を狙っている。

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