【マイルCS展望】春秋マイルG1連覇を狙うグランアレグリアが中心

 「マイルCS・G1」(22日、阪神)

 安田記念の覇者グランアレグリアが、春秋マイルG1制覇を狙う。秋の始動戦となったスプリンターズSを、後方2番手から鮮やかに差し切って快勝。ルメールは「テンションが落ち着いてきて、乗りやすくなりましたね。千六の方がいいと思う。楽しみ」と期待大だ。舞台は、昨年の桜花賞を勝った阪神マイル戦。G1・4勝目に向け、死角はない。

 3歳馬サリオスも充実一途だ。復帰戦の毎日王冠で古馬を撃破。前走後の回復具合を慎重に見極め、マイル王決定戦参戦にゴーサインが出た。今回はM・デムーロとの新コンビ。昨年、朝日杯FSを制した仁川を舞台に、G12勝目を目指す。

 連覇のかかるインディチャンプは、ここが復帰戦。当初はスプリンターズS参戦も視野に入っていたが、右トモの炎症で自重。ぶっつけ本番だが、底力はメンバー屈指だ。国内外でG1・3勝を挙げるアドマイヤマーズは、始動戦のスワンSで3着。ひと叩きされた上積みは大きく、本番で本領発揮といきたい。

 昨年の2歳女王レシステンシア、今年のNHKマイルCの覇者ラウダシオン、前哨戦の富士Sを制したヴァンドギャルド、スワンSを勝ったカツジなども、虎視たんたんとタイトル奪取を狙う。

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