【菊花賞】アリストテレス波乱呼ぶ!怖い“夏の上り馬”臨戦態勢整った

 「菊花賞・G1」(25日、京都)

 目下2連勝中のアリストテレス。23日朝は栗東坂路を軽く駆け上がり、日曜の決戦に向けて体をほぐした。蛭田助手は「いつも通りの感じで、現段階で力を出せる状態です」と自信。臨戦態勢は整っている様子だ。

 春は若駒S-すみれS-プリンシパルSと、重賞を使わずに賞金加算をもくろんだが、青写真通りにはいかなかった。それでも、休養を挟んで馬体を増やした夏に自己条件へ目先を変えると、2走前は2着に2馬身半差、そして前走も3/4馬身差をつけて完勝。「春は時計がかかるレースの方がいいと思っていましたけど、最近は意外と時計が速くても対応できていますね」。成長に比例してレースぶりに幅が出たことで、結果も伴うようになった。

 全馬にとって未知の3000メートル。こなすには気性面が最重要課題になる。エピファネイア産駒は父に似て前向きな馬が多いが、「折り合いは問題ないので、距離は大丈夫」と同助手は胸を張る。そして、騎手の腕も試される長距離戦において、16年サトノダイヤモンド、18年フィエールマンと菊花賞を2度制しているルメールの手綱も心強い。

 時に波乱を巻き起こす“夏の上がり馬”。抽選突破の勢いにも乗り、無敗のクラシック三冠を目指すコントレイルの前に立ちはだかる。

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