【宝塚記念】2番人気クロノジェネシスが6馬身差の圧勝でG1・2勝目

2着に6馬身差の圧勝劇を見せるクロノジェネシス=阪神競馬場(撮影・石湯恒介)
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 「宝塚記念・G1」(28日・阪神)

 2番人気のクロノジェネシスが最後の直線で堂々と突き抜け、後続に6馬身差をつける圧勝。昨年の秋華賞に続きG1・2勝目を挙げた。1番人気に支持されたサートゥルナーリアは4着だった。

 レース直前に激しい雨が降り、馬場状態は稍重。トーセンスーリヤがハナに立ち、ワグネリアンが2番手から続く。3番人気ラッキーライラックは5番手、その外から4番人気ブラストワンピース、さらにクロノジェネシスが追走。逃げると思われた6番人気のキセキは意外にも中団のやや後方につけた。向こう正面でキセキが早めに動くと、それに呼応したラッキーライラックとクロノジェネシスもスパート。残り600メートルでこの2頭が先頭に立って直線へ。馬場状態が響いたのか伸びあぐねる各馬を置き去りにして、クロノジェネシスが抜け出し独走状態でフィニッシュした。2着はキセキ、そこから5馬身差の3着に12番人気の伏兵モズベッロが入った。ラッキーライラックは6着だった。

 北村友は「本当に強かったです。スタートが決まったので、折り合える位置で終始手応え良く運べました。馬が強くて自然と上がっていったし、この手応えなら直線で絶対に伸びてくれると思った。たくさんの支持をいただいて、結果を出せて良かったです。感謝という言葉に尽きるし、クロノジェネシスをほめてほしいと思います」と、デビューからコンビを組み続けるパートナーを称えた。

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