「ヴィクトリアマイル・Ｇ１」（１７日、東京）

　ヴィクトリアＭが行われる１７日、東京競馬場のある府中市の天気予報は曇りのち晴れ。土曜はまとまった雨が降ったものの、本番までには良馬場へと回復する見込みだ。今週からＢコース（Ａコースから３メートル外側に内柵を設置）に変わったこともあり、土曜に行われた芝１６００メートル戦２鞍は、直線でインコースの攻防となっていた（いずれも１分３３秒台で決着）。馬場が乾くと想定すれば、Ｖタイムは１分３１秒台突入が濃厚だ。

　ダノンスマッシュが逃げ切った前日の京王杯ＳＣを見ても、Ｂコース変わりで前が止まりにくくなっているのは間違いない。今の馬場で後方一気は厳しいだろう。それはアーモンドアイも例外ではないはずだ。

　狙いはインを通れる先行馬。ダノンファンタジーが急浮上だ。前走の阪神牝馬Ｓ（５着）は馬体重２２キロ増とお釣りを残した仕上げだった。休み明け２戦目でいつもの先行策を取れれば、強敵相手に粘り込むシーンがあっていい。