【POG】3歳馬重賞、OP総括 毎日杯はサトノインプレッサが無傷3連勝

先週末は28日に阪神で毎日杯・G3(芝1800m)が行われ、2番人気サトノインプレッサ(栗東・矢作)が無傷の3連勝で重賞初制覇を果たした。同日の中山・伏竜S(ダート1800m)は、藤岡佑騎乗のヘルシャフト(栗東・野中)が逃げ切った。

 毎日杯は阪神11Rに10頭で争われ、武豊騎乗の2番人気サトノインプレッサが重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分47秒9(稍重)。ゲートで出遅れて最後方を追走したサトノインプレッサは、直線は外には出さず、内で行き場を探す。進路をふさがれる場面もあったが、スペースを見つけ、ムチが入るとエンジンが点火。一気に抜け出すと、最後は流すほどの余裕を見せる快勝劇だった。

 父は言わずと知れたディープインパクト。英G1を3勝し、09年、11年のマイルCSで3着と存在感を示したサプレザを母に持つ良血馬。父の背中も知る鞍上は「さすがディープ産駒ですね。非常にいい走りでした。素質はかなり秘めているし、どこまで良くなるのか楽しみ」と笑みを浮かべた。

 キングカメハメハ、ディープスカイ、キズナとダービー馬をはじめ、多くのG1馬を輩出した登竜門を難なくくぐり抜け、将来は前途洋々だ。矢作師は「良馬場ならもっと切れそう。今後は馬の様子を見つつ、オーナーとも相談して決めます」と明言を避けたが、皐月賞(4月19日・中山、芝2000m)やNHKマイルC(5月10日・東京、芝1600m)が選択肢に入ってくる。昨年の最優秀2歳牡馬コントレイルに続き、厩舎に頼もしい若駒が誕生した。(採点・★★★★☆)

 また、中山10R・伏竜Sは、スタート直後から押して先手を奪った藤岡佑騎乗のヘルシャフトが、直線入り口で後続を振り切って逃げ切り勝ち。10番人気の低評価をあざ笑うかのような逃走劇でオープン初勝利を飾った。勝ちタイムは1分53秒4。藤岡佑は「非常にスピードのある馬です。もまれず気分良く行きたかったし、風も強かったので逆らわずにハナへ。勝ってくれたので、この距離も大丈夫ですね」と、2度目の千八で距離を克服し満足げだった。(採点・★★★☆☆)

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