【大阪杯展望】ダノンキングリー悲願のG1初Vなるか

 「大阪杯・G1」(4月5日、阪神)

 昨年の牡馬クラシック戦線を盛り上げ、前哨戦を楽勝したダノンキングリーに注目が集まる。今年の始動戦に選んだ中山記念では強力なメンバーを相手に快勝劇を演じ、本番に弾みをつけた。1週前は美浦Wで66秒2-38秒7-12秒6を計時し、僚馬に1馬身先着。萩原師が「追い切りの動きは良かったし、前走後も変わらず来ています」と話す通り、引き続き状態は良さそうだ。悲願のG1初制覇となるか。

 18年有馬記念を制覇したブラストワンピースもV候補の一角。昨秋の凱旋門賞は11着に終わったが、立て直して挑んだ今年のAJCCで巻き返した。大竹師は「厳しい海外帰りのレースを何とかクリアしてくれた」と評価。阪神は毎日杯を勝った舞台でもあり、相性のいいコース。4戦続けての騎乗となる川田の手綱も頼もしい。

 牝馬勢も侮れない。昨年の秋華賞馬クロノジェネシスに、斉藤崇師は「去年と比べて馬がたくましくなっている。2000メートルはよく使っている距離ですからね」と成長を実感する。前走の京都記念では牡馬相手に圧勝。このメンバーに入っても決して見劣ることはない。ラッキーライラックは昨年のエリザベス女王杯でG1・2勝目を挙げた。「もう成長し切っているけど、いい状態が続いている」と松永幹師。中間も栗東CWで長めから乗られ、好ムードを漂わせる。

 マカヒキ、ワグネリアンのダービー馬も有力だ。マカヒキは「休み明けっぽくない感じ」、ワグネリアンも「無駄肉がなくて、体的にいつでも走れそう」と安田助手。ともに臨戦態勢は整っている。

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