【弥生賞】パンサラッサ、理想は道悪でのパワー勝負 岡助手「順調に来ている」

 「弥生賞・G2」(8日、中山)

 目下、JRAでのG1・3連勝中と、19年末からの勢いが止まらない矢作厩舎が送り込むパンサラッサ。近2走は積極的に逃げの戦法を取り、ホープフルS6着、若駒S4着と強敵相手に善戦している。

 連戦の疲れを放牧で癒やし、精神的な部分での成長がうかがえる。「リフレッシュして帰厩。順調に来ています。今は落ち着きがあって、1週前もいい動きをしてくれました」と岡助手。先週は栗東坂路で先輩古馬と併せ馬。一杯に追われる相手に余裕で併入した。3日朝も同坂路を駆け上がり、順調にメニューを消化している。

 週末にかけて、関東地方の天気は下り坂。不良馬場の未勝利戦で2秒5差のワンサイド勝ちを収めたように、タフなコンディションでのパワー勝負は願ったりかなったりだ。「ホープフルSの走りは悪くなかった。輸送も経験していますし、雨が降ってほしいですね。何とか権利を取れれば」と同助手は期待を込めた。天気や馬場など、条件がかみ合えばチャンスは大きく広がる。2度目となる中山二千。G1で得た経験を武器に、皐月賞切符をつかみにいく。

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