【阪急杯展望】ダイアトニックV最有力

 「阪急杯・G3」(3月1日、阪神)

 中心は京都金杯2着から参戦するダイアトニック。先に抜け出した勝ち馬には及ばなかったが、中団からメンバー最速の上がりで追い上げ、マイルでもしっかり脚を使えたのは収穫だった。1週前には栗東坂路で好タイムをたたき出し、出来は前走以上。芝1400メートルは6戦5勝、2着1回と最も力を発揮できる条件。V最有力だ。

 登録のあったフェブラリーSを回避し、こちらに回ってきたクリノガウディー。前走の東京新聞杯では、内ラチ沿いをロスなく立ち回って、勝ち馬から0秒1差の3着。いったんは抜け出す場面があり、あわやの内容だった。18年朝日杯FSで2着に入った素質馬。芝1400メートルは初めてだが、前走のように好位で運べれば対応可能とみた。

 昨年の安田記念8着以来の復帰戦に臨むステルヴィオ。1週前の動きから、まだ本調子手前の仕上がりだが、ここまでメンバーが緩和されれば軽視禁物だ。阪神Cは13着と大敗したマイスタイル。2走前のマイルCSで4着に激走した後だけに、目に見えない疲れもあった印象だ。中間は迫力十分の動きで気配もひと追いごとに良化している。

 阪神Cは2着に敗れたフィアーノロマーノ。別次元の勝ち馬には突き放されたが、直線でしぶとく脚を伸ばして、ゴール前で浮上し、連対を確保した。昨春のダービー卿CTではプリモシーンを下して重賞初制覇。引き続き、3戦3連対と得意の阪神なら好勝負必至だ。

 目下、2連勝中のライラックカラーの勢いにも要注意だ。

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