【デイリー杯クイーンC】ホウオウピースフル“平常心”で突破だ 重賞制覇し桜花賞へ

 「デイリー杯クイーンC・G3」(15日、東京)

 壮大なスケール感は偉大な兄にも負けていない。視線の先に桜の舞台を見据え、ホウオウピースフルが3連勝で重賞初制覇を狙う。

 半兄は18年有馬記念など重賞5勝のブラストワンピース。デビュー前から注目度は高かったが、その期待に応えるかのように、力の違いを見せつけてデビューから無傷の2連勝を飾った。

 大竹師は「トップラインは兄とそっくり。妹の方が切れ味があって、長く脚を使えるイメージ」と素質の高さを伝える。ハービンジャー産駒の兄から、父がオルフェーヴルに変わったことで、「気性は激しい。それでもポテンシャルはあるので、それを発揮できる精神状態で臨めれば」と“平常心”を課題に挙げた。

 1週前は美浦Wで6F85秒2-41秒2-13秒2をマーク。騎乗した田辺は「大きく変わった感じはないけど、“重い”みたいなところもない」と仕上がりは上々。「1年前に初めて乗った時から“良さげ”な雰囲気を感じていた馬。桜花賞を目指すなら、ここもクリアしていかないと」と意気込んだ。まずは1つ目のタイトルを手にして、堂々とクラシック戦線に殴り込みをかける。

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