【新潟2歳S】ウーマンズハート重賞初V 藤岡康は絶賛「能力は相当に高い」

 「新潟2歳S・G3」(25日、新潟)

 1番人気のウーマンズハートが、メンバー唯一の上がり3F32秒台(32秒8)の鋭脚を発揮。外から一気に重賞初Vを決めた。

 前半の千メートル通過が61秒4のスロー。これを6、7番手から追走すると、直線は馬場の外へ持ちだしてエンジン全開。内にモタれながらも懸命に前を追いかけ、ゴール寸前でペールエールを半馬身差し切った。「スムーズに外に出すことを気をつけました。手応えの割にはフラフラしましたが、それで差し切るんだから、能力は相当に高いですね」。初コンビの藤岡康も絶賛のレースぶりだった。

 今後は栗東トレセン近郊のグリーンウッドに放牧へ出て、阪神JF(12月8日・阪神)へ直行する見込みだ。テイエムオーシャン、カワカミプリンセスといった名牝を手掛けた西浦師も「どこまで成長するか、楽しみがありますね」と、大舞台を心待ちにしていた。

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