1着賞金10億円超!サウジカップに日本馬もいつかは!
「魁!海外馬券塾」(21日)
ドバイワールドCやペガサスワールドCを上回る高額賞金レースの創設が発表された。来年2月29日に、サウジアラビアの首都リヤドにあるキングアブドゥルアズィズ競馬場のダート1800メートルで争われるサウジカップだ。1着賞金は1000万ドル。日本円にして10億円超だという。
さほど有名ではない競馬開催国にも足を運ぶフリーのジャーナリストの中でも、サウジアラビア競馬を見に行ったという話は聞いたことがない。第1回のサウジカップに日本馬が出走できたとしても、文化や風習、調教や飼料について、ほぼ情報がない状態での遠征になりそうだ。
以前はサウジ調教馬がドバイワールドCで上位争いをしたこともあったが、近年はそのような活躍を聞かない。米国馬の招致に力を入れているようだが、ドバイワールドCほど質の高い馬がサウジに集まるとは考えにくく、もし日本馬が力を出せれば上位争いも十分可能性のあるメンバー構成になるのではないかと思われる。
ルフトハンザ航空の貨物便を使えば、土曜の夜に成田を出てドイツのフランクフルトで乗り継ぎ、日曜の午後にリヤドに着くスケジュールでの輸送が可能と思われる。クリアすべき障壁は多いが、サウジアラビアで走る日本馬の姿が見たい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)