【高松宮記念】17年覇者セイウンコウセイは2着 底力見せた
「高松宮記念・G1」(24日、中京)
短距離界に新星誕生だ。3番人気のミスターメロディが好位から抜け出し、新スプリント王に輝いた。2着に一昨年の覇者で12番人気のセイウンコウセイが、3着には17番人気のショウナンアンセムが入り、3連単は449万7470円の大波乱。なお、1番人気のダノンスマッシュは4着、藤田菜七子騎乗のスノードラゴンは17着に終わった。
G1馬の意地を見せた。17年の覇者セイウンコウセイが2着。3番手からしぶとく粘り込み、12番人気の低評価に猛反発した。勝ち馬とはわずか半馬身差だけに、幸は「いつもよりゲートが速く、ハナに行けそうな感じだった。“ハナには行かない”という話だったので抑えたけど、そこでハミをかんだのが、もったいなかった」と悔しがった。
戴冠から2年たっても衰え知らず。底力を証明する一撃に「もうちょっとだったけど。力があるところを見せて、さすがG1馬っていう走りをしてくれました。また楽しみですね」と完全復活への手応えをつかんでいた。