【高松宮記念】大荒れの桶狭間決戦は、ミスターメロディが新スプリント王に

 「高松宮記念・G1」(24日、中京)

 3番人気のミスターメロディが好位から抜け出し、新スプリント王に輝いた。

 好スタートからハナを主張したのはセイウンコウセイだったが、これをかわして一気に外からモズスーパーフレアが先頭へ。淀みのない流れのなか、好位のインで折り合いをつけながら末脚温存。直線を向いて内から末脚を伸ばすと、粘るセイウンコウセイをかわし、1分7秒3のタイムで春のスプリント王座をゲットした。

 福永祐一騎手は「やりたい競馬ができた。スタートは良かったけど、千二が初めてだったので、ジッとしていたら置かれてしまうと思って、少し促しながらポジションを取りに行った。直線は内をつこうと思っていたので、あとは自分のタイミングで。最後まで頑張ってくれましたね。前走(1番人気で)負けているので、何としても勝ちたかった。初めての距離でこれだけ走ってくれたし、センスがありますね。ダートも走るし、いろいろと選択肢が広がります」と声をはずませた。

 19日には、かつてコンビを組んでいたキングヘイローが老衰で死んだ。「レース後思いましたね。こういうことってあるのかなって。後押ししてくれたのかも」と感慨深げに話した。

 2着には12番人気のセイウンコウセイが粘り込み、3着にも17番人気のショウナンアンセムが入り、3連単は449万超馬券と荒れた。1番人気のダノンスマッシュは4着と伸びを欠き、武豊騎乗の2番人気モズスーパーフレアは15着に失速。藤田菜七子騎乗のスノードラゴンは17着だった。

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