【フェブラリーS展望】インティ7連勝でいざ天下獲り

 「フェブラリーS・G1」(17日、東京)

 ダートの頂上決戦は新勢力のインティが主役だ。前哨戦の東海Sを悠々と逃げ切って重賞初制覇。破竹の6連勝で主役候補に名乗り出た。マイル初参戦となるが、「実力的には前走でやれる手応えをつかんだ」と野中師は力強い。目下の充実ぶりを武器に戴冠をもくろむ。

 2年前の覇者ゴールドドリームは、その後もG1で3勝を積み重ね、2着も3回。現役屈指の実力馬であることに疑う余地はない。1週前は栗東CWで併せた僚馬に大差先着し「動きがパワーアップしている」とルメール。状態面の良化も著しい。

 注目はカペラS、根岸Sの連勝を決めたコパノキッキング。藤田菜七子がJRA女性騎手として初のG1騎乗を果たす。8日の栗東に駆けつけ、初コンタクト。「すごくいい馬。とても乗りやすかったです」と好感触をつかんだ。

 M・デムーロが騎乗するオメガパフュームは伸び盛りの4歳馬。昨年末の東京大賞典で初タイトルを手にし、勢いに乗ってG1連勝を狙う。前年覇者ノンコノユメも復権へ虎視たんたん。堅実駆けのサンライズソア、府中巧者のサンライズノヴァなど伏兵陣も多彩だ。

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