距離誤認で騎乗停止の山田が復帰後初V
昨年10月13日の新潟6Rで、JRAでは史上初となる距離誤認により、3カ月の騎乗停止処分を受けた山田敬士(21)=美浦・小桧山悟厩舎=が10日、東京7Rを5番人気のペイシャボムで制し、復帰後うれしい初勝利となった。
「待ってたよ!」。ウイナーズサークルでファンから祝福を浴びた山田は「こういう状態で乗せてもらっているので、1つ1つ大切に乗ろうと思っていました。まず最初はオーナーに『ありがとうございます』と伝えたいです」と目を潤ませた。
レースは好位の3番手を追走。直線で先に抜け出した1番人気馬を馬体を併せて競り落とすと、外からの追い込みを首差しのぎ切った。「前回乗った時と同じイメージで、いいレースができました。本当にうれしい」と声を弾ませた。