阪神ミラクル3連勝 木浪が決めた「自分でもビックリ」延長十回V2ラン 18年ぶりの開幕3カード連続勝ち越し

 「広島5-7阪神」(4日、マツダスタジアム)

 ミラクル3連勝や~。阪神が延長十回、木浪聖也内野手(31)の2年ぶりとなる今季1号2ランで広島に連勝し、2008年以来の開幕3カード連続勝ち越しを決めた。九回は中野拓夢内野手(29)の2点適時打などで3点を追いつく執念を見せた。降雨により試合開始が1時間遅れ、61分間中断した死闘を制し、貯金を今季最多の「4」とした。

 木浪が決めた。チームの思いを乗せた白球がフェンスを越えると、三塁ベンチは大興奮。研ぎ澄まされた集中力と勝負強さに、ファンの歓声が鳴りやまない。乱戦に終止符を打ったのは、自身2年ぶりの本塁打。「フェンス直撃だと思って、全力で走っていました。打った瞬間は越えてくれと思ってたくらい」と笑顔を見せつつ冷静に振り返った。

 同点の延長十回だ。1死一塁で左腕・辻と対峙(たいじ)。カウント2-1からの高め直球に鋭く反応した。乾いた打球音とともに伸びた打球は失速することなく右翼スタンドへ着弾。表情を変えることなくダイヤモンドを一周した本人は「思い切り、いけた結果ですね」と迷いなく振り切った点を要因に挙げ「でも本当にたまたまというか、自分でもビックリしてます」と率直な思いを吐露した。

 試合開始前からタフな状況になった。午前中から雨が降り続け、試合開始は予定より1時間遅れの午後3時。五回裏には1時間1分中断した。空いた時間ではストレッチなどを施し「とにかく、体を動かしてましたね」と工夫しながら、試合再開に備えてきた。「中断もあったりで、集中力は切れる時はあるけど、そこからもう一回入れ直すというか。それがちゃんと最後までできてたのが良かった」とアクセルを踏み込んで、グラウンドに立ち続けた。

 2点を追う九回は、先頭で森浦から左前打。「あそこでチャンスメークできたのも良かったし、大きかった」と話すように、その一打が同点劇の起点になった。開幕スタメンこそ逃すも、代打出場した3月29日・巨人戦から出場6試合連続安打となった。そのうち2度が猛打賞。寄せられた期待に応え続ける姿が見る者の胸を打っている。

 劇的な逆転勝利に藤川監督は「チームが一つになってスタートができているという証しかなと」とナインを称賛した。

 これでチームは2008年以来18年ぶりの開幕から3カード連続勝ち越し。昨季から続く広島戦の連勝も8に伸びた。「最後勝てたっていうのがもちろん(良かった)ですし、その中でも反省はある。明日に向け、切り替えてやっていきたい」と背番号0。木浪だからこそ紡がれる歓喜のドラマは、まだ終わらない。

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