【京都記念】パフォーマプロミスが反撃 ステイ産駒3週連続重賞Vへ

 「京都記念・G2」(10日、京都)

 ステイゴールドが15年2月5日に天国へと旅立って丸4年。くしくも愛知杯はワンブレスアウェイ、東京新聞杯はインディチャンプと、2週連続で産駒が重賞を制覇した。今週もステイの子どもに注目だ。京都伝統の一戦にはパフォーマプロミス、ステイフーリッシュの有力2頭がスタンバイ。3週連続のタイトル奪取なるか。

 偉大な父ステイゴールドの遺伝子を受け継いだ子どもたちが、年明けから存在感を放っている。現在、2週連続で重賞制覇中。JRA重賞は98勝で節目の100勝にあと「2」と迫る。今週は13年のゴールドシップ(阪神大賞典)、フェノーメノ(日経賞)、オルフェーヴル(大阪杯)以来となる6年ぶりの3週連続重賞Vを狙う。

 有力2頭がタイトルを目指す。重賞2勝馬パフォーマプロミスは、有馬記念14着以来で、〈2011〉と得意の京都で反撃をもくろむ。先週、東京新聞杯で同産駒のインディチャンプを重賞Vへと導いた福永は「先週とはタイプが全然違う馬だけど、今の京都の馬場は問題ない。メンバー的にも楽しみ」と意欲をのぞかせる。

 勝てば厩舎にとって節目の重賞50勝目となる藤原英師は「有馬記念も状態は良かったので分からないところはあるが、うまくスイッチが入れば」と精神面を好走の鍵に挙げる。田代助手は「活気もあるし、今の時計のかかる京都もいい。自分のリズムで競馬ができれば、G2なら」と意気込んでいる。

 一方のステイフーリッシュは、同舞台で行われた昨年の京都新聞杯の覇者だ。藤岡佑は「順調ですし、落ち着きも出てきています。2200メートルは1コーナーまでの距離があるので、ひとつでも前が取れれば」と積極策で勝機を狙う構え。個性の異なる2頭が、持ち味を存分に発揮し、父の血の力をさらに輝かせる。

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