【ボート】守田俊介が2回目のダービー王に イン速攻で賞金3500万円ゲット

 「ボートレースダービー・SG」(28日、蒲郡)

 12Rで優勝戦が行われ、1号艇で人気を背負った守田俊介(43)=滋賀・74期・A1=がイン速攻で1着。通算91回目、SGは2015年10月のダービー(浜名湖)以来となる2回目の優勝を飾り、3500万円を獲得。今年の賞金ランクは6位に浮上した。2周1Mで差した篠崎元志(福岡)が2着に入り、さばかれた石野貴之(大阪)は3着。SG初優出の石川真二(福岡)は5着だった。

 1号艇の守田がチャンスをきっちりとモノにした。コースを取りに行くと宣言した3号艇の石川は、ピット離れで飛び出さず、進入は枠なり3対3。守田はインからコンマ07のトップスタート。2コースの池田浩二(愛知)を壁に難なく先マイを決めると、節イチ級に仕上がった33号機の威力を存分に発揮して、後続を突き放した。

 ゴールの瞬間、こん身のガッツポーズ。「(池田)浩二がいてくれてだいぶ助かった感じ。1周2Mを回って勝ったな、と思った」と振り返った。

 SGは2回目の優勝。ともにダービーで、ピットに引き揚げた直後にカメラ前のアクリル板に「ダービー玉」とサインした。「まさか40歳を超えた自分が、2回もSGを獲れるとは思わなかった。普段とは違う緊張もしたけど、初めてSGを獲ったときに比べると、大したことはない」。人気の重圧にもつぶされず笑顔を輝かせた。表彰台で再びダービージャケットに袖を通し「翌日はこのジャケットを着て(回転)すし屋に行きます」と笑わせた。

 この優勝で3500万円を獲得し、今年の獲得賞金ランキングは6位に。3年ぶりとなるSG・グランプリ(12月19~24日・住之江)の出場を確実にした。「前回(のグランプリ)は最後に6着を取って、消化不良だった。今度は精神的に違う形で行けると思う」と年末の大一番に気を引き締めた。

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