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【競輪】“不死鳥”市田佳寿浩が引退を発表 10年寛仁親王牌でG1制覇

現役引退を発表した市田佳寿浩(右は村上義弘)
現役引退を発表した市田佳寿浩
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 2010年のG1・寛仁親王牌(前橋)で優勝するなど長く競輪界のトップで活躍した市田佳寿浩(43)=福井・76期・A1=が23日、奈良競輪場で記者会見を行い現役を引退することを発表した。

 緊張した表情で会見場に登場した市田は「私、市田佳寿浩は9月の和歌山F2を最後に自転車を降りることを決めました。約23年走ってこられたことに感謝しています。ここまで走ることができて幸せでした」と涙を浮かべながらあいさつ。引退理由については「どのケガが(原因)ということではないが、このあたりで区切りをと思って12日に主治医と相談して、その後に家族に相談した。1週間ほど前に決断した」と話した。

 度重なるケガや病気を乗り越えて「不死鳥」と呼ばれた人気選手。昨年3月のG2・ウィナーズカップ(高松)の初日に落車して大腿骨頭粉砕骨折などの大ケガで長期欠場。今年5月に約1年2カ月ぶりに地元の福井F1で復帰したが、7月からは22年間守ったS級からA級に降格。さらに9月の和歌山F2で落車して以降はレースに出場していなかった。

 思い出のレースには10、11年に連覇を果たした地元の福井記念を挙げて「村上(義弘)選手と、もがきあった、あのバックストレッチの感触は忘れない」と話した。G1初制覇となった寛仁親王牌については「G1がとにかく欲しくて欲しくて。人生をかけたレースでした」と振り返った。

 会見では盟友で、ライバルでもあった村上義弘(44)=京都・73期・S1=が花束を贈呈。「若い頃からお互いに真剣勝負ができて幸せだった。ケガを乗り越えていく姿を見て近畿の後輩もいい選手に育っている。これからもお前の生きざまを受け継いで一生懸命頑張ってくれると思う」とねぎらった。

 今後については未定だが「もちろん競輪業界に携わりたいし、指導者の道にも興味がある。弟子たちには自分を超える選手になってほしいし、G1を見据えて頑張ってもらいたい」と話した。

 1995年8月松阪でデビュー。主なタイトルは2006年G2・サマーナイトフェスティバル(函館)、10年G2・東西王座戦(玉野)、G1・寛仁親王牌(前橋)。同年にはKEIRINグランプリ(立川)にも出場した(4着)。通算1679走で1着は451回で優勝は65回。通算獲得賞金額は8億3238万852円。

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