【POG】期待の良血馬クラージュゲリエがV発進
「2歳新馬」(29日、札幌)
期待の良血馬が注目の一戦を制した。2番人気のクラージュゲリエ(牡、父キングカメハメハ、栗東・池江)が中団から鮮やかに抜け出し、1分54秒2のタイムで芝1800メートルの新馬戦を勝利した。道中は馬群の中で位置を下げるシーンもあったが、4コーナーで外に持ち出されるとエンジン全開。他馬を圧倒する末脚であっさりと突き抜け、2着の4番人気レッドヴィータに2馬身差をつけてゴールした。01年エリザベス女王杯の勝ち馬トゥザヴィクトリーなど、活躍馬がズラリと並ぶ名門ファミリーの出身。
ジョアン・モレイラ騎手は「いい瞬発力を見せてくれたし、今後の成長が楽しみ。期待しています」と評価した。
さらに1馬身半差の2着は7番人気のハギノアップロード。昨年のオークス馬ソウルスターリングの妹で、1番人気に支持されたシェーングランツは5着に敗れた。