【ラジオN賞】メイショウテッコン 闘魂リハ ラスト11秒7!重賞初Vへ燃える

 「ラジオNIKKEI賞・G3」(7月1日、福島)

 栗東・高橋忠厩舎のメイショウテッコンとマイハートビートが28日、栗東CWで併せ馬を行った。前走、白百合Sを3馬身差で快勝したテッコンが4F51秒2の好タイムで0秒1差先着。順調な仕上がりをアピールした。芝1800メートルは2戦2勝と得意にしている舞台。開幕週の福島で“快逃劇”を決める。

 初のタイトル奪取で夏の主役に躍り出る。メイショウテッコンは同じく出走するマイハートビートと栗東CWで併せ馬。4Fで1秒6追走する形でスタート。好調ぶりを感じさせる動きで、直線強めに追われると4F51秒2-37秒5-11秒7の時計をマークし、0秒1先着した。

 騎乗した松山は「動きは良かったし、落ち着きがある。輸送でイレ込むところはあるけれど、コースは合っている。枠にもよりますが、自然にハナに行く形で行ければ」と状態の良さをアピールすると同時に、小回りの福島コースへの対応を展望した。動きを見届けた高橋忠師も「反応を確かめるように、半マイルでサッとやりました。状態はいいです」と及第点を与える。

 1月の梅花賞では、のちにダービーで4着するエタリオウ、フローラSを勝つサトノワルキューレを相手に逃げ切り勝ち。前走の白百合Sでも圧巻の逃走劇を披露したように、実績はメンバー随一と言える。トレーナーは「育成の時期から走る馬だと思っていた。まだ幼さがあってしぶとい馬ではないが、体がついてきた。能力はあると思います」と成長ぶりを評価する。

 重賞初Vが懸かる一戦。「(トップハンデタイ56キロの)斤量は気にしていない。もまれ弱いところがあるので、外から内を見ながら折り合って自分のリズムで運べれば。秋につながる走りを」と意欲を燃やしていた。

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