【ユニコーンS】グリムは勢い加速!ダート連勝中の“新砂王候補”が世代トップへ

 「ユニコーンS・G3」(17日、東京)

 新砂王候補が再び東都に参戦。青竜Sを制したグリムが、同じステージで世代トップの座を目指す。

 阪神のダート1400メートルで500万下をクリアすると、今度は東京の1600メートルにアタック。見事、連勝を飾って、トップを狙える位置にたどりついた。前走は直線で強豪スマハマとデッドヒートを展開。外から並び掛けてきたライバルを最後まで前に出させなかったように、類いまれな勝負根性を持つ。

 中間の調整も順調に進んでいる。1週前は栗東CWで6F84秒2-12秒2を計時。「いい動きでした。前走は2週前のレースに使う予定もあった状況での出走でしたからね。万全ではないなかでも結果を出してくれたし、今回の方がいい状態で臨めると思います」。上積みの見込める現況。野中師は確かな期待感をにじませた。

 3走前は直線で進路がなく、待たされるロスがあっての7着。次戦で即座に巻き返したように、力を出し切っての敗戦ではなかった。「スムーズに運べればしぶといし、センスもいいですからね。今回もいいところにつけて競馬ができると思う」。ゴールドドリーム、ノンコノユメなど、のちのG1馬を輩出した登竜門で輝きを放つ。

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