【地方競馬】的場文が最多勝新記録の7152勝へカウントダウン

あと10勝ポーズの的場文男
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 前人未踏の大記録へ、いよいよカウントダウンが始まった。佐々木竹見元騎手の地方競馬通算勝利記録7151勝に着々と迫っている“大井の帝王”的場文男騎手(61)は6日の大井競馬6Rをロバリーゴーで勝って通算7142勝とし、記録更新まであと10勝に迫った。

 降りしきる雨もなんのその。岩石のように硬く盛り上がったくるぶしを支点に下半身で馬を締め、上半身を激しく上下させて闘争心を駆り立てる独特の“的場ダンス”は、いつもと変わりなく健在だった。

 大記録更新まであと13勝で迎えた今回の大井開催。4日の初日に1勝。そして、3日目のこの日は、2Rに続いて6Rも逃げ切り圧勝で2勝。競馬場正門を入ってすぐ左に設けられた「MATO-METER2」には「7142」の数字が浮かび上がった。

 「あと10勝か。よくここまで来たなという思いが強いね。一生懸命やってきたので、神様がご褒美をくれたんでしょう。誰でも乗り鞍が少なくなる年齢が来るけど、自分は結果を出してきたから騎乗依頼をもらえる。新記録はもちろんだけど、その後もまだまだ頑張りますよ」

 8年前の2010年6月4日には佐々木竹見、石崎隆之に続く史上3人目の地方通算6000勝をマークしたが「その時でも竹見さんの記録は夢の夢だった」と的場文は振り返る。

 それから約7年の昨年5月17日には、川崎での重賞「川崎マイラーズ」をリアライズリンクスで勝って史上2人目の7000勝を達成。そして今、誰も踏み入れたことのない境地へ、また一歩近づいた。

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