【POG】サートゥルナーリア、雰囲気は既に一流の良血馬 母は日米オークス制覇

 「新馬戦」(10日、阪神)

 早くも評判馬の登場だ。05年の日米オークスを制した名牝シーザリオの子・サートゥルナーリア(牡、父ロードカナロア、栗東・角居)が、日曜阪神5R(芝1600メートル)でベールを脱ぐ。

 半兄に13年菊花賞&14年ジャパンCを制したエピファネイア(父シンボリクリスエス)がおり、15年朝日杯FSを勝ったリオンディーズ(父キングカメハメハ)とは4分の3同血。「似ているところ?体は兄姉のどれにも似てない。ちょっとタイプが違いますね」とは前川助手だが、醸し出す雰囲気は一流馬のそれ。仕上がりの早さに「ピリッとしていて、初戦から行けそう」と、開幕2週目の新馬Vを意識している。

 1週前は、栗東CWで6F82秒9-37秒2-11秒6を記録。先行先着を果たし、「抜群でした。折り合いもついていましたからね。元気もいい。この時期の2歳馬としては本当に動いている」と仕上げ人をうならせた。G1馬の兄2頭もデビュー勝ちに成功。M・デムーロとのコンビで初戦を突破し、クラシックへとはばたく。

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