【天皇賞】クリンチャー3着 凱旋門GOサイン 折り合い重視で収穫あった!

 「天皇賞(春)・G1」(29日、京都)

 G1初制覇を目指したクリンチャーは3着だった。道中7番手で折り合いに専念。直線外から懸命に末脚を伸ばしたが、頂点には届かなかった。

 初コンビとなった三浦は「思った通りのポジションを取れなかったけど、その分、リズムを守ってリラックスして乗れました。3、4コーナーで前に馬を置いて潜り込ませることもできましたが…」とガックリ。武豊の騎乗停止で、急きょ巡ってきたチャンスを生かせなかった。

 それでも収穫はあった。宮本師は「今回は折り合い重視でしたからね。悔しいですが、満足な乗り方をしてくれました」とうなずいた。レース直後に、今秋のフランス遠征が正式決定した。宝塚記念はパスして、武豊を背にパリロンシャン競馬場で行われるフォワ賞・仏G2(9月16日)から凱旋門賞・仏G1(10月7日)へ。盾の悔しさを胸に世界に挑む。

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