【共同通信杯】新星オウケンムーン現る!オウケンブルースリ産駒JRA重賞初V

 「共同通信杯・G3」(11日、東京)

 中団の内を進んだ6番人気のオウケンムーンが直線抜け出し、3連勝で重賞初制覇を決めた。父は08年の菊花賞馬オウケンブルースリ。これが産駒のJRA重賞レース初挑戦だった。2着に3番人気のサトノソルタス、3着に先行した10番人気エイムアンドエイドが粘り込み、3連単は56万超馬券と荒れた。断然の1番人気に支持されたグレイルは、後方から直線追い上げたものの、見せ場すらなく7着に敗れた。

 直線坂下を迎えて、前を行く2頭にはまだ5馬身差。インでオウケンムーンを我慢させていた北村宏には、それでもまだ追いだしを待つ余裕があった。後続の発進を察知してからの瞬発力勝負。一気に抜け出し先頭へ。2着馬の追い上げを、手応えの違いで封じた。

 6番人気の伏兵評価だったが、鞍上は「坂下で反応が良かったので、ゆっくり追いだせた。よく伸びてくれました」とホッとした表情を浮かべた。新馬戦4着後、3連勝での重賞初Vに「フォームも若い。こういうタイプなのかな。ケイコは動かないけど、徐々にまとまってきていた。まだ伸びしろがありそうです」。完成形はまだ先のようだ。

 この日の馬体は前走比でマイナス10キロの458キロ。これには国枝師も同調した。「あんまり迫力がないからね…って、ことはないんだけどね、レースに行っていい。表から見えないところがいいんでしょう。やるときゃ、やる!」と、おどけながら笑みがこぼれた。

 時間を取って、成長を促す意図もあるのだろう。この後は皐月賞(4月15日・中山)に直行するプランが有力だ。トレーナーは「ゴツい馬でもないし、お金(本賞金)もたまったから。調教も結構やってたので、きょうは(馬体重が)減っていたし」と示唆。「これ以上減らないように。まずは無事に。いいモノは持っているから、バリバリやることもないのかな」と、クラシック本番へ視線をやった。

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