【デイリー杯クイーンC】オハナ祖母に重賞タイトルを 名牝ノースフライトに捧ぐ

 「デイリー杯クイーンC・G3」(12日、東京)

 デビューから負け知らずのオハナが8日、美浦Wで併せ馬を行い、パートナーに手応え優勢で併入。状態の良さをアピールした。祖母はG1・2勝のノースフライトで、父はディープインパクトという良血馬が重賞初挑戦で初Vを目指す。また、シンザン記念2着のツヅミモンは栗東CWで追われ、ラスト1F11秒5の好時計を記録と鋭い伸び脚を見せた。

 軽快に駆け抜けた。新馬、菜の花賞とデビューから無傷2連勝中のオハナが、美浦Wで石橋脩を背にポンデザール(3歳未勝利)と併せ馬を行い、5F71秒0-40秒1-13秒3の時計で併入。410キロ台の小柄な馬体を感じさせない伸びのあるフォームで、上々の動きを見せた。

 森助手は「欲を言えばもう少し体が増えてほしい」としながらも、最終リハに関しては「ジョッキーがまたがって動きは良かったし、力を出せる状態にはあります」と及第点を与えた。

 祖母は今年の1月22日に心不全のため死んだノースフライト。94年安田記念、マイルCSと春秋マイルG1を制した女王だ。「(ノースフライトは)競馬を見始めた頃に活躍していた馬で好きな一頭ですね」と同助手は当時を振り返る。今回の舞台は祖母がG1初制覇を達成した東京芝1600メートル戦。「決め手はおばあちゃん譲りですかね。東京コースは合っていると思います」と舞台設定をプラスに捉えている。

 過去10年の勝ち馬で08年リトルアマポーラ、11年ホエールキャプチャ、12年ヴィルシーナ、16年メジャーエンブレムがその後にG1を制覇。出世の登竜門と言われているレースで、マイル女王の血を受け継ぐ天才少女が躍動する。

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