【共同通信杯展望】グレイルが無傷3連勝を決めるか

 「共同通信杯・G3」(11日、東京)

 中心は無傷2連勝で京都2歳Sを制したグレイルだ。2着に下したタイムフライヤーがホープフルS初代王者へ。3着のケイティクレバーが若駒Sを圧勝したことで、さらに評価が高まった。1週前は栗東CWの併せ馬で年長馬相手に1秒1先着するなど、中間の気配も文句なし。初東上でどんなパフォーマンスを見せてくれるか。3連勝に期待が膨らむ。

 新馬戦を勝って挑んだホープフルSで3着に奮闘したステイフーリッシュ。デビュー19日目での最速G1制覇はならなかったが、キャリア1戦で初の関東遠征と、厳しい条件をクリアしての好走は高い素質の証明だ。1週前は栗東坂路の併せ馬で併入に持ち込み、順調に調整が進んでいる。今後のためにもここは賞金を加算しておきたい。

 百日草特別で差し切り勝ちを決めたゴーフォザサミット。好位追走から直線で長くいい脚を使って、ライバル勢をひと飲みにした。兄は13年の安田記念2着馬ショウナンマイティ。父は違うが、兄同様にゴール前の鋭い決め手は光るものがある。中間も豊富な乗り込み量を消化して上々の仕上がり。3カ月ぶりでも態勢は整った。

 休養を挟んで未勝利→500万下連勝中のオウケンムーンや、東スポ杯2歳S4着、シンザン記念5着と重賞戦線で善戦してきたカフジバンガードも争覇圏内だ。

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