「モーターボート誕生祭」（２０日、大村）

　中越博紀（３３）＝香川・９３期・Ａ２＝がコンマ１４の的確Ｓから逃げ切り快勝。待望のＧ２初制覇を飾り、来年のＳＧ・クラシック（１９年３月１６～２１日・戸田）出場権を獲得した。２、３着には峰竜太、菊地孝平が入った。

　Ｇ２初優出で１号艇ゲットの中越だったが、対戦する５人はすべてＳＧ覇者。「他の人のことを気にしてもいいことはないので考えないようにした」。強敵が相手でも、白い勝負服が優勝戦でも一番の輝きを放った。

　Ｓ展示同様に６号艇の菊地が進入で動きを見せるも森高がブロック。全艇スローの枠なり進入となった。中越は１００メートル起こし近くと少し深くなったが、インからコンマ１４の的確Ｓで先マイ。昨年の賞金王・桐生や峰の差しを封じてバックでは早くも独走。３周を丁寧に回って歓喜のゴールに飛び込んだ。「レースは全然覚えてない。（優勝したのは）信じられない！！」と表彰式でも驚きの表情を見せた。

　これで初のＳＧ出場権をゲット（１９年３月戸田クラシック）。「ＳＧは目標としていた舞台。通用できるように、これからの１年間で地力を付けたい」と今後の活躍を誓った。