【ボート】GP&QCカウントダウンコラム15
「グランプリ・SG」(19日開幕、住之江)
◆男子1位・峰 竜太
峰が頂点を目指して住之江に乗り込む。7月まるがめのオーシャンカップでは、11回目の優出にして悲願のSGタイトルを手にした。「運が転がり込んで優勝できた感じ。でもSGを獲る前から“負けてないぞ”と思えるようになった。それがタイトルにつながった」。これまで培った経験が実を結んだ瞬間だったと言える。
最後はやはりグランプリ制覇で締めたいところ。「流れを呼び込むという気持ちを切らさないようにしたい。住之江は成績がいいし、悪いイメージがない」。最高の1年にするために、まっしぐらにVへ突き進む。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(28日開幕、大村)
◆女子1位・小野生奈
地元の芦屋で開催された8月のレディースチャンピオンで、待望のG1初制覇を決めた小野。自分を育ててくれた水面での優勝に、最高の笑顔でファンの声援に応えた。「ここまで充実した1年が送れています。オーシャンカップやチャレンジカップと、自力で出場権を得たSGに参加できたのも評価できると思う」と確かな手応えをつかんでいる。
もちろん狙うのはVしかない。「目の前の一走一走が大事。結果はあとからついてくると思っている」と自身のスタイルは崩さない。ティアラ戴冠で新女王の座を揺るぎないものにする。