【JC】レインボーライン条件不問 どんな距離でもドンと来い!JC3勝岩田が導く

 「ジャパンC・G1」(26日、東京)

 うまくかみ合えば一撃がある。レインボーラインは輸送前日の24日の朝、栗東DPで軽めの調整を行った。「順調。競馬に行くと一生懸命に走ってくれるしね」と若松厩務員は満足そうに話す。

 3歳春にマイル重賞のアーリントンCを勝ったとは思えないパフォーマンスを見せている。3歳の身ながら、果敢に挑戦した昨年のジャパンCが6着。勝ったキタサンブラックの絶妙な逃げにまんまとやられたが、自身の上がり3F34秒3はメンバー最速だった。レース後にルメールが「来年が楽しみ。大きなレースを獲れる馬」と話したほどだ。

 「菊花賞のあとだったから。今年の方がローテーションにゆとりがある」と同厩務員。スタミナ比べの長丁場G1で2着を演じたあとだっただけに、中身は濃い。さらに「もともと完成度は高かったけど、精神面や体がしっかりとした」と1年間での成長を実感する。

 前走の天皇賞・秋は3着。前2頭には及ばなかったが、4歳勢で最先着を果たした。「春よりもいいと感じた。直線もオッて思ったから」と手応えを口にするのは岩田。1600~3000メートルと幅広くこなし、コース、馬場も問わない。「乗りやすくて条件を選ばない。でも、距離が延びるのはいい」。舞台を歓迎する主戦は「何かを秘めている感じがする」とうなずく。ジャパンCで3勝を挙げる男がその“何か”を引き出せば金星も夢ではない。

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