【競輪】オールスターは渡辺一成が制圧 地元でのG1優勝を八代亜紀も祝福

優勝賞金ボードを高らかに掲げる渡辺一成
3枚

 「オールスター競輪・G1」(15日、いわき平)

 最終日11Rで決勝戦が行われ、渡辺一成(34)=福島・88期・SS=が直線で内を踏んで1着。昨年2月の全日本選抜(久留米)以来となる2回目のG1優勝を、地元バンクで決めた。最終2角からまくった新田祐大(福島)が2着、先行した深谷知広(愛知)をかわした浅井康太(三重)が3着に入った。

 レースは残り2周半前から深谷が竹内雄作(岐阜)-浅井-坂口晃輔(三重)を連れて上昇。先行態勢に入ろうとしたとき、竹内が前の深谷に接触して落車(過失走行で失格)。正攻法の新田は4番手に引き、単騎の脇本雄太(福井)、原田研太朗(徳島)は後方に下げる。

 深谷がマイペースで駆けるが、最終2角から新田がスパート。3番手回りの山崎芳仁(福島)は離れたものの、新田はグングンと加速して、中部3車を難なくとらえる。だが、4角手前から蛇行したため、マークの渡辺は内を突いて抜きにかかる。並んだまま直線に入り、最後に新田をかわした渡辺が1着でゴールした。

 ヒーローの渡辺は「ゴールした瞬間に1着と確信はあった」と言うものの「内容に納得していないので、喜び半減ですね」と2回目のG1優勝も笑顔は少なかった。レース前は緊張することがなかったとのこと。「ここで緊張しているようでは、東京五輪で勝負ができませんから。今回は余裕を持って走れました」とキッパリ。北京、ロンドン、リオデジャネイロに続き、2020年の東京で4大会連続の五輪出場を狙っている。

 ただ、年末のKEIRINグランプリ(12月28日・平塚)へは新田とともに出場できる。「グランプリでいいレースができるようにしたい」と抱負を語った。

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